自宅サーバー(Ubuntu22.04)に Wolfram Engine と FeynCalc をインストールした
Wolfram Engine
これは公式サイトに従うだけでファイルをダウンロードして
sudo bash WolframEngine_14.x.x_LIN.sh
としてインストールした後
wolframscript
で立ち上げて初回認証を済ませるだけ.
Wolfram Language Kernel for Jupyter
これも公式のリポジトリ をクローンして同梱の wls スクリプトを走らせるだけ
git clone https://github.com/WolframResearch/WolframLanguageForJupyter.git
cd WolframLanguageForJupyter && ./configure-jupyter.wls add
FeynCalc
Wolfram Engine を立ち上げて
= Import["https://raw.githubusercontent.com/FeynCalc/feyncalc/master/install.m"] = InstallFeynCalc[]
と打ち込めばよいことになっているがInstallFeynCalc[] がなかなか終わらない.
そこで直に github リポジトリから zip をダウンロードしてデプロイ.
mkdir -p ~/.WolframEngine/Applications cd ~/.WolframEngine/Applications wget https://github.com/FeynCalc/feyncalc/archive/refs/heads/master.zip unzip master.zip mv feyncalc-master/FeynCalc FeynCalc rm master.zip
残件
Ubuntu のほうの端末で FeynCalc を走らせることはできたのだけど Jupyter ごしに WolframEngine カーネルでFeynCalcを読み込もうとすると全然読み込めない.
生成AIのパーソナライゼーションに書いていること
ここでいう生成AIというのは Chapt GPT や Claude, Gemini といったウェブブラウザで対話できるタイプのものを指す.
三つとも20USDくらいのサブスクプランに契約している. 確か去年ぐらいにAIはユーザーをもてなしすぎているようだという論文を見かけた(ブクマしてたはずなんだけどどこかに行った.パープレキシティに聞いたら似たような趣旨の文献はあるがドンピシャではなかったので略).
あと体感として「たとえ話をやめろ」と書いているのにたとえ話を使ってくるので各内容をシンプルにしてあまり解釈しないでよいようにした.
以下のような内容のことを書いている.
オリジナルな表現を避け、既存の知識の引用と編纂によって回答を生成することに徹してください。
これを書いてしまうと壁打ちみたいなことは難しくなってくるが,正直まだLLMの創造性をそこまで認めていない.
私の意見が間違っているときは間違っていると指摘してください。
イエスマンにさせないため.
一つの会話では一つのコンテキストに添った話をするべきだと考えています。したがってそのコンテキストでの話が終わったと判断した場合チャットの終了を促してください。
これは、LLMは長く会話を続けるとだんだん精度が落ちていくという点と、複数の話題について同時に話させてもやはり精度が悪くなるという理由から。
そのため、「一つの会話では一つのコンテキストについて話をする」という縛りを自分自身に課したいと考えており、それを促すメッセージをAIに発信させるようにしている。
これは自分向けリマインドのようなものであり,向こうの基準で話が終わったと判断すると「ほかになければこのスレッドは終了にしたいと思います.続けますか?」みたいなことを言ってくるようになる.要件がなければ自分と話したくない人のふるまいをしてくるので初めは少しくるものがあったが自分でそう仕向けているんだということで今はなれた.
クッション言葉は省いてください。また、謝らないでください。
情報がないから.
たとえ話は情報量がない上に正しい理解を妨げることがあるので絶対に用いないでください。
たとえ話で複雑な話が簡単になることはないと考えているため.
既存の論文や公式ドキュメントで直接言及されていない概念を、推測や独自の解釈で関連付けて回答に含めないこと。
自分のバックグラウンドが物理だというのは書いてあるのだけどそれを受けていろんなところで物理学に絡めた余計な造語を作ってくるので.たとえ話と認識していないようなのでこれも書いている.
年末年始以降
年末年始はLippman-Schwingerの関係式を導出するために佐藤幹夫の超関数に関する講義録(雑誌数学の論説および基研での物理学者向け集中講義の講義録)を読んでいた.佐藤幹夫の講義録だけでは分かったような分からないような気持になり実際Lippman-Schwingerも導出できないかったため今井『応用超関数論Ⅰ』を読んでいた.ざっと眺めた感じ二つを合わせてしまうとLipman-Schwingerを導けそうではあるが今井の独自記法もありいったん寝かせている. それ以外は沙川『非平衡統計力学』のAppendix を読んでいた.そうすると今度はKLダイバージェンスの意味付けについて理解したくなったので大数の強法則・弱法則ぐらいまでさかのぼっていたけどよくわからなくなってきたのでいったん撤退.
以下を主に読んでいた - 甘利『情報幾何学の新展開』 - 黒木『Kullback-Leibler情報量に関する解説』(link) - 一般の確率分布に対するSanov の定理の証明周辺の文献群
それ関連でこの本が欲しい. 確率変数の収束と大数の完全法則: 少しマニアックな確率論入門
あと関係はないが
も欲しい.
2024年の目標振り返り
- 体重を減らす(目標65kg)→不達
- 健康診断の総合判定をAにする→まだ受けていない.3月までに受けないと.
- Kaggle をそこそこやる→まったくやっていない
- AtCoder の beginner コンテストに8割以上参加する→ちょっとだけ触った
- 物理シミュレーションで遊べる程度に3Dモデリングをやる→まったく
- 週20時間をICT関連か物理学関連の勉強に当てる(ストレッチゴール25時間)→物理はやっていた
- Kaggle や AtCoder はこの枠のICT枠に入れて良いことにしよう。
- Elin のαテストをやる→ちょっとだけ触った
- React or React Native でなにか作る。→まったく
- Nodoka 及び Karabiner-Elements で実現しているキーマップを xremap に移植する。→やってない
- TOEIC -> SLAの本を読む -> トレーニング -> TOEIC→やっていない
- 基本情報技術者資格を取る→やっていない
Kaggle とか AtCoder とかはやめて物理に集中したい. 今年の目標は2月までに考える.
週報的な何か
最近の物理関連活動
今週物理学に費やした時間:約15時間 ちょっと前まで自分がオフタイムにどれだけ勉強等に時間をとれるのかを測るため&動機づけるためにStudyPlusをやっていたのだけど別に記録しなくても習慣づいてしまえば体力とか体調にもよるけど週20時間はとれるということがわかったので今はカウントアップタイマーだけで集計している.StudyPlusには学生ではない人で40時間とかやっている人がいたのでその人がショートスリーパーとかでなければまだ頑張りようはあるのかもしれない.
何をしていたか
11/28 『統計力学の基礎Ⅰ』刊行記念トークイベント 「基礎からきちんと理解して応用する」online.maruzenjunkudo.co.jp
話を聞いていておもしろそうだと思ったのでイベント中に注文した. 関連して Lieb-Yngvason の論文も眺めるくらいはしたいなあと思った.
申し込みフォームが会社員であれ所属を要求するものであったが無所属・その他(会社員)で出したためか無反応であった.会社名を背負おう場合それが業務として認められるかというのが問題になってくるがインターディシプリナリーな研究会への参加を強いて業務だと主張してみるつもりはない.まあポリシーのアンマッチで参加できないなら仕方がない.(2024/12/12追記)と思ったら次の勉強会の案内が来たので申し込みタイミングが遅かったとかそのあたりなのかもしれない(追記終わり)
【本日開催!】
— Kenji Kashima (@kashima_ctrl) 2024年12月2日
第9回 DML Lecture 「最適輸送と物理学: 制御理論から生成AIまで」
12月3日(火)13:00-16:50 東大本郷キャンパスとZoomによるハイブリッド配信
【講演者】伊藤海斗先生(東京大学),伊藤創祐先生(東京大学)
なじみのない分野なのでキーワードや文献への参照が拾えたというぐらいであったが面白そうな話題だと思う.
それ以外は大体ニールセン=チャンの邦訳を読み進めるか佐藤超関数・超局所解析の文献を集めたり読み始めたりしていた.超関数に関しては佐藤幹夫の講義録があるのだけど数学者向けの講義と素粒子物理学者向けの講義の内容の落差がすごい.数学者向けのほうから読み進めて途中で分からなくなってあきらめてしまったのだけど初めから素研のほうを読めばよかった.
ブクマ振り返り
トラックボールはポインティングディバイスをそれだけにすると親指が疲れるんだけどやっぱりあるとよい.40%なので配列を何かでっち上げなとだめだけど一回使ってみたさがある.
バックグラウンドが何の人が書いているのかよくわからないけど全体としては現象論ではないタイプの理論の人に見えるのにQCDマターの現象論にも触れており不思議な感じがする.
サイエンス社基準で中級なら頑張れば読める(と思いたい).
についている Amazon レビュー
著者の意図は明白であり「現代物理では高度な数学は避けて通れないのだから数学科でやるような思考を論証を通して身につけよう」である
が、まさにこの目的自体が問題で尋常じゃないほどくどい、書いてあることがひたすらくどい 数学の教科書なら普通書かず飛ばす箇所を全部言語化しただけなのであるが、その結果こんな逆に読みにくくなるとは…
個人的に本書の大きな問題だと感じているのは非数学科向けであるためひたすら全部言語化したこと(これ自体は非常に有意義であり感謝するべきことである)により、逆に読者の思考が入り込む余地がなくなってしまった部分にあると思う
が気になっている.純粋数学の書かれた数学は苦手なのでそこを無理やり叩き込んでくれるなら多少窮屈でも読んでみたくはある.
目次的に図書館運営の話なのかな.
最近出た量子情報の本.ニールセンチャンを読み終わったら読みたい.
代数学の基本定理の証明がたくさん載っている本らしい.
未刊なので評判等はわからないけど光学的応用を見据えた行列解析がメインの線形代数の本という感じなんだろうか.
ARPESで探る固体の電子構造 / 高橋隆/佐藤宇史【著】/須藤彰三/岡真【監修】 <電子版> - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア
グラフェンと関連して読んでおきたい.昔グラフェンでDiracフェルミオンが見つかった時に実験の論文を読もうとしてARPESが全然わからなかったということがある.
年末に一気読みしたい.
エアコン暖房は空気が乾くのであまり好きではなく去年などは足元だけヒーターをつけて着る毛布とこれでしのいでいた.見つからなかったらまた買おうかな.



